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料理がたのしくなるオイルの使い方 – JOURNEY TO WORLD OF OIL

世界中の、素材も味わいも多彩なオイル。
同じ国で育まれた料理とオイルの組み合わせには、
新鮮な驚きが隠されている
食べ物には、国ごとの気候、風土、歴史が凝縮されています。なかでも食用オイルは、土地ごとのテロワールと受け継がれてきた食文化を顕著に反映します。
たとえば、イタリアのオリーブオイル。北のリグーリア地方は、やさしい香りと穏やかな風味。中部トスカーナ地方は、フルーティで強い香り。南部のシチリアは、青々しく華やかな香りと辛み……といった具合に変化。その地でつくられたオイルが、地方料理の味の要となります。
チリやモロッコなど、各国の料理に同じ国のオイルを合わせると、その相性のよさと滋味あふれる味に、きっと驚くはずです。オイルからはじまる世界各地の「おいしい」。旅する気分でたのしんでみてください。
各国の料理とDEAN & DELUCAおすすめのオイル
Italy -マルチプルトマトのカプレーゼ
南イタリアの定番前菜である、トマトとモッツァレラチーズのサラダ「カプレーゼ」は、シンプルゆえに仕上げのオイル使いが重要です。トマトやバジルなど、太陽の恵みをたっぷり受けた素材に合うのは、フルーティでフレッシュなオリーブオイル。DEAN & DELUCAオリジナルの南イタリア・シチリア産オリーブオイルは、苦み、辛みはマイルドで、サラリとジューシー。青い香りが広がり、たっぷりかけても、あまり重さを感じません。

DEAN & DELUCA
シチリア産 エキストラバージンオイル ノベッロ2020
こんな料理におすすめ >> 野菜サラダ、パスタ、スープ
シチリア原産の、2種のオリーブをブレンド。青リンゴのようなフレッシュ感と、フルーティーさのあるオリジナルブレンドです。鮮度の高い食材と組み合わせると、より一層味わいをひき立てます。
U.S.A -ケールとペコリーノチーズのサラダ
ケール、カリカリのバゲット、パルミジャーノチーズなど、食感と味わいが複雑にからみ合うアメリカンなサラダです。ケールのほのかな苦みを、オイルのまろやかさとレモンの香りで包んで食べやすくしたいけれど、酸味はあまり強くしたくない。そんな場面で活躍するのが、マイヤーレモンのフレーバーオイルです。絞りたての生レモンのように爽やかな香りが広がるのに、食べてみると酸っぱくないという驚き。クセになる味と香りです。
オー オリーブ / マイヤーレモン
こんな料理におすすめ >> 魚のロースト、チーズのオイル漬け
オーガニックのマイヤーレモンとカリフォルニア産のオリーブのみを使用したフレーバーオイル。少量でも爽やかな香りが広がります。
Chile -ホタテとキヌアのセビーチェ
チリをはじめとした、南米各国で食べられているお刺身のマリネサラダが「セビーチェ」です。フレッシュトマト、ライム、パクチー、唐辛子など、パンチのある食材の組み合わせ。仕上げにかけるオイルは、お料理全体をまとめる役割を果たします。チリのオリーブオイルは、青い香りでありながらボリューム感もほどよく、素材同士をつなぎ、それぞれを引き立たせてくれます。紫玉ネギや唐辛子の辛みもマイルドに感じられ、オイルの魅力を再認識するはず!
LAS200
LAS DOSCIENTAS ARBEQUINA
こんな料理におすすめ >> 白身魚、鶏肉のソテー
南米・チリ中部のオリーブオイル。スペインの代表的なオリーブ品種を使用し、低温で一番搾り。みずみずしいハーブの香りが持続します。
Morocco -仔羊のロースト グリーンピースディップ添え
仔羊のもも肉をニンニクとオイルで一晩マリネし、ミディアムレアに焼き上げたモロッコ風のメインディッシュです。クミンやコリアンダー、ミント、グリーンピースが入ったソースには、仕上げにアルガンオイルをたっぷりと。モロッコの限られた地区でしか生産されないアルガンオイルは、焙煎の風味豊か。スパイスやハーブともよく合います。ラムの独特な味わい、スパイスの刺激、ハーブの爽やかさに加えて、ローストのフレーバーが調和します。
AICHA
アルガンオイル
こんな料理におすすめ >> サラダ、アイスクリーム
世界遺産・アルガン地区にのみ存在する希少なアルガンツリーから生産される。香ばしいローストナッツの風味、さらりとした口どけが特徴。
Spain -タコとジャガイモのガリシア風
やわらかに茹で上げたタコとジャガイモを並べ、塩、パプリカパウダー、オリーブオイルで仕上げるスペイン・ガリシア州の郷土料理。赤ワインと共に食べるのが伝統的です。ワインをよく飲むスペインでは、オリーブオイルもお酒に合うようなピリ辛で苦みが感じられるタイプが多く生産されています。この料理は、そんなスペインらしいオイルをかけて、魚介の香りをやわらげるのがポイント。辛みと共にグリーンの香りもあるオイルがおすすめです。
Oleoestepa
エグレヒオオーガニック
こんな料理におすすめ >> 魚介類のサラダ
グリーンオリーブの実を食べているかのような、青々としたフルーティな味わい。ボリューム感とパンチもあります。「オリーブジャパン」で金賞受賞。
Australia -オージービーフステーキ
厚切りのビーフステーキは、オーストラリア人のソウルフードといっても過言ではありません。赤身肉を強火でカリッと焼き、塩、こしょうでシンプルに味付けし、したたる肉汁を楽しむ豪快な料理です。力強い味わいだから、合わせるのは爽やかな青みの感じられるオリーブオイル。脂肪分が少ない赤身肉にオリーブオイルをかけることによって、しっとりマイルドな食感が加わり、フルーティな香りが口の中をすっきりとさせます。大きなステーキでもペロリと食べられるでしょう。
Camilo社
エキストラバージンオリーブオイル リグリアン
こんな料理におすすめ >> 赤身肉のソテー、ハーブのサラダ
温暖な気候に恵まれたビクトリア州の自然豊かな農園で栽培。草原のような青い香り。辛口すぎずフルーティな味わいの万能タイプ。