SEASONAL旬をたのしむ
ホストもたのしむクリスマスパーティー

1年間の“ありがとう”と“おつかれさま”を込めて、親しい友人を自宅に招いてみませんか。大切な人たちと集まり、おいしい料理やお酒と会話をたのしむひとときは、やっぱり格別です。
PARTY TABLE
ホストが無理せずパーティーをたのしむ極意は、ホスト自身がいちばんたのしむこと。それがゲストへのおもてなしにもなるはずです。まずは、フードもインテリアも自分らしく。日常の延長でできるクリスマスパーティーについて考えてみました。
1.いつもの食器をドレスアップ
よそゆきのお皿をそろえなくても、定番の白プレートがあればOK。グラスやカトラリーも、あえて不ぞろいな方がラフでかわいい。ベーシックなアイテムを小物で彩るのは、テーブルもファッションも同じです。

白い食器にはクリスマスカラーをプラス
赤や緑などの強いアクセントカラーは、紙ナプキンで取り入れると簡単で便利です。ポケット部分ができるように2ツ折り×3ツ折りにして、袋部分にはゲストの名前やメッセージを書いたウェルカムカードを添えれば、きっとゲストも笑顔に。

布ものでおもてなし感UP
非日常感を出したいなら、テーブルクロスやランナーを使うのが効果的。面積が大きいので、お部屋の雰囲気をガラリと変えてくれます。
また、大きなテーブルクロスよりも手軽なプレースマットもおすすめ。洗濯もしやすく、使い勝手のよいプレースマットは、さっと敷くだけで特別な食卓へと盛り上げてくれます。
2.キッチンからそのままテーブルへ

パーティー用の大皿がない? それならキッチンツールを活用しましょう。大きな鍋のまま、カッティングボードのまま、熱々や切り立てをサーブすれば、準備や片付けが楽なうえに、食卓もセンスアップ!

オリーブボードなど木製のカッティングボード
こちらは、年輪の模様と形が一つずつ違う、DEAN & DELUCAオリジナル。木製のカッティングボードは、チーズやハムを盛り合わせるだけで、ナチュラルで温かなテーブルを演出できます。

テーブルに出せるホーローコンテナ
汚れがつきにくく、保存容器として優れている蓋付きのホーローコンテナ。オーブンや直火でも使えるので、グラタン皿としても活用できます。料理が残ったら、蓋をして冷蔵庫へ。こちらはホリデー限定カラーのDEAN & DELUCAオリジナル。
3.お酒やおつまみは、ゲストに頼む

ワイン、チーズ、サラミに果物……。全てをホストがそろえようとしたら、ショッピングだけでも1日がかり!? 負担を減らすには、ゲストに頼ることも大切です。早めに分担を決めて、持ってきてもらいましょう。

メニューはあらかじめ伝える
インビテーションのカードやメールを送るときに、当日のメニューを知らせておくとスムーズ。素材や味の重複を防ぎ、料理に合わせたワイン選びをお店の人に相談することもできます。ゲストも、パーティー当日までのワクワクを一緒に味わえるはず。
4.プロの力を借りる

とびきりのステーキや、主役アイテムのローストチキン。そしてフィナーレを飾るクリスマスケーキ……。準備に手間も時間もかかるごちそうは、思い切ってプロにおまかせ。事前のリサーチと予約は必須です。
PARTY FOOD
パーティーの食卓は、センスの見せどころ。こだわりの食材とおいしい調味料をそろえて、そこに少しのアイデアをプラスすれば、失敗知らずでおもてなし料理がつくれます。

APPETIZERS
和えるだけ、混ぜるだけで完成する前菜4種類です。ポイントは、キーになる食材にとびきりよいものを選ぶこと。国産のフレッシュでミルキーなチーズ「ブッラータ」や、スコットランドのサーモンなど。オリーブオイルも香りのよいものをセレクトすれば、シンプルだけれど特別なひと皿に。

①ブドウ6粒を縦半分に切り、種を取り除く。ホワイトバルサミコビネガー、刻んだミント、塩、各少々で和える。
②お皿にプロシュート3枚とブドウを盛り、仕上げにオリーブオイルをかける。

①セミドライトマト15gを粗く刻んでボウルなどに入れ、ちぎったバジル1枚分とオリーブオイル30gで和える。
②ブッラータ1個に結晶塩を少々かけて、和えたセミドライトマトと共にお皿に盛る。

①ボウルなどにベビーリーフ、玉ネギ(スライス)、ルッコラ、合わせて50gを入れ、塩少々を加えて軽く和える。
②グラバラックスサーモン1パックを半分に切って葉野菜のボウルに入れ、オリーブオイルを加えて、全体を混ぜ合わせる。
③①と②をお皿に盛り付ける。

※材料は全て4個分
1.オイルサーディンと焼きナスのクロスティーニ
①ナス1個の皮を剥き、フライパンで焼いて包丁でたたいてペースト状にする。すりおろしにんにくと塩(各適量)で味を調える。
②バゲット4切れをトーストし、オリーブオイル適量をたらす。
③バゲット1切れにつき、①と半分に切ったオイルサーディンを1切れずつのせ、ジェノヴェーゼソース小さじ1をのせる。
④スライスした玉ネギ、ピンクペッパーを飾る。
2.マッシュポテトとアスパラガスのクロスティーニ
①男爵いも1個を茹でてつぶし、生クリーム40cc、牛乳20cc、塩1.5gを加えて混ぜ、マッシュポテトをつくる。
②アスパラガス1〜2本を茹で、ピーラーで縦薄切りにする。
③パン・ド・カンパーニュ4切れをトーストし、①②をのせてバーニャカウダソースを小さじ1杯ずつかける。
④スライスしたラディッシュとお好みの葉野菜を彩りよく盛る。
3.生ハムとマンチェゴチーズのクロスティーニ
①チャバタ(厚さを半分に切り、ななめ切り)4枚を軽くトーストし、ロメスコソース大さじ1杯ずつ塗る。
② 生ハム(ハモンイベリコがおすすめ)1〜2枚をちぎってそれぞれにのせ、マンチェゴチーズ(すりおろし)、スライスアーモンドを適量のせる。
③仕上げにオリーブオイルをお好みでかける。
MAINS
細かな計量や下ごしらえをしなくても、便利な缶詰や調味料を上手に使えばメインディッシュの出来上がり。ホストも慌てずたのしく料理ができ、華やかなメニューにゲストも満足してくれるはず。

【材料】(6本分)
鶏骨付きもも肉…6本
バルサミコみりん醤油…300cc
【つくり方】
①鶏肉の裏側に、骨に添って切り込みを入れる。ストックバッグに鶏肉とバルサミコみりん醤油を入れて、冷蔵庫で一晩マリネする。
②オーブンシートを敷いた天板に、鶏肉の皮目を上にしてのせ、 140℃に予熱したオーブンで30〜40分焼く。途中で2〜3回マリネ液を刷毛で塗る。
【Tips!】
焼き上がったチキンは、骨に紙とリボンを巻いてデコレーションするとクリスマス仕様に。

【材料】(ホーローコンテナ Lサイズ1台分)
ホワイトソース…350g
アメリケーヌソース…100g
カラーパスタ…250g
オマール海老…1尾
お好みの魚介類(海老、イカなど)…100g
ブロッコリー(小房に分ける)…適量
シュレッドチーズ…50g
パルミジャーノチーズ…6g
バター…30g+適量
【つくり方】
①オマール海老は茹でて、胴体を縦半分に切り、身を取り出す。殻は飾り用に取っておく。パスタとブロッコリーは少し固めに塩茹でする。魚介類は食べやすい大きさに切り、ソテーする。
②鍋にホワイトソースとアメリケーヌソースを入れて温め、好みで牛乳(分量外)を加え、固さを調整する。2/3量を①の材料、バターと合わせて全体をからめる。
③コンテナに適量のバターを塗り、オマール海老の頭と尾を対角線上に置く。
上に②を流し入れ、残りの②のソースをのせ、シュレッドチーズとパルミジャーノチーズをかける。
④220℃に予熱したオーブンで15〜20分、表面に焼き色が付くまで焼く。
【Tips】
パスタとブロッコリーは、焼いている時間にも火が通るので、やや固めに茹でましょう。

【材料】(4〜5人分)
クッキングソース パエリア…1缶
米…2合
赤海老…5尾
イカ…1杯
ムール貝…8個
赤パプリカ(1cm幅に切る)…1/4個水…260cc
オリーブオイル、塩…各適量
【つくり方】
①イカは皮と内臓を取り除き、食べやすい大きさに切る。パエリア鍋にオリーブオイルを熱し、イカを炒めて塩をふり、取り出す。海老は殻付きのまま表面をこがすように炒めて取り出す。
②①の鍋にオリーブオイルと米を入れて炒め、透き通ったらクッキングソースと水を加え、時々かき混ぜながら沸騰させる。弱火にしてイカ、海老、ムール貝、パプリカを彩りよく並べる。
③アルミホイルで蓋をして弱火で15分炊き、火を止めて5〜10分蒸らす。
④好みでレモンとイタリアンパセリ(分量外)を添える。
【Tips】
イカやムール貝など、出汁と香りの出る食材を加えると、パエリアの風味がさらにアップ!
PARTY PLANNING
余裕をもってパーティー当日を迎えるためには、スケジューリングが大切。特にインテリアやBGMは、パーティー全体の雰囲気を決めるから、時間をかけてじっくりセレクト。前日までには準備を完了させておきます。
食卓に花を

目線をさえぎらない高さに
会話や料理の邪魔をしない、低めの花器を使います。円筒形のガラス器を、ケイトウやダリアなどボリューム感のある赤い花で飾るのもおすすめ。
葉や実を取り入れる
姫りんごや松ぼっくり、ユーカリなど、木の実や葉っぱを使ったアレンジも冬らしくてキュート。中央にキャンドルを立てれば、クリスマス感がアップ。
円筒型や正方形などの浅い花器を使う
花器の中心部に、水を含ませたオアシスを入れ、内側にユーカリなどの葉を敷きます。オアシスに短く切った花を差し、最後に真ん中にキャンドルを差せば完成。
部屋を飾る

大きな枝を一つ
クリスマスツリーを用意するよりも、大ぶりの枝を飾るとスマート。メインの枝ものに、色と形の異なる葉を合わせれば、クリスマス後も楽しめます。
オーナメントはシンプルに
大人っぽいクリスマスツリーを目指すなら、 オーナメントはやや控えめに。キャンディやクッキーなど、キッズへのプレゼントになるものを使うのも素敵です。
音楽を選ぶ

その場を盛り上げたり、感動的にしたり。パーティーの成功を握る名脇役が音楽です。料理や時間帯に合わせて、曲の順番まで決めておけば、いうことなし。