RECIPEつくるたのしみ
鶏1羽を焼き上げるローストチキン
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特別な、ハレの料理をつくるのもホリデーシーズンのたのしみ。さて、そんな定番料理のメインといえば、鶏を丸ごと焼き上げるローストチキンです。下ごしらえなどをきちんとすれば、意外と簡単。家で過ごす時間も増えたこの冬、チャレンジしてみませんか。
「ローストチキン」のつくり方

材料
鶏(約2Kg) | 1羽 |
---|---|
タイム | 2本 |
ローズマリー | 2本 |
ニンニク | 2片 |
塩、こしょう、バター | 適量 |
つくり方
- 鶏は、羽などがあったら取り、内臓をきれいに洗ってしっかり水気を拭き取る。
- 鶏の中にタイム、ローズマリー、にんにくを入れる。
- おしりの部分に穴を開け、足を通す。(またはタコ糸でしばる)
- 鶏の全体に塩とこしょうをたっぷりすり込む。
- バターを小鍋に入れて溶かし、ハケで鶏全体に塗る。
- 160℃のオーブンで60~70分程度焼く。
- 途中、オーブンから鶏を出して、バターを全体に塗る。
火が通ったかどうかは、足の付け根に竹串などを刺して、竹串が十分熱くなっているかで確認するとよい。
オーブンへ入れている間に、その成り立ちを少しご紹介しましょう。
諸説ありますが、クリスマスにローストチキンを食べるようになった起源は、1860年代からのアメリカの開拓時代にあります。ヨーロッパからの移民が食糧難で冬を越せず困っていたところ、先住民のインディアンが七面鳥をはじめ、様々な食材を贈ったそうです。おかげで移民たちは飢えをしのぎ、苦難を乗り越えられたことから、新大陸での生活の発展をお祝いする際に七面鳥の料理を並べました。
これが感謝祭の原型となり、現在では感謝祭やクリスマスなど、大勢が集まる行事で七面鳥のローストが食べられます。
「グレービーソース」のつくり方
ローストチキンや付け合わせのマッシュポテトにかかせないグレービーソース。市販のデミグラソースを利用すれば、手軽につくることができます。
材料
市販のデミグソース(290g) | 1缶 |
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ニンジン | 100g |
玉ネギ | 50g |
セロリ | 50g |
赤ワイン | 200cc |
にんにく | 1片 |
黒こしょう(ホール) | 10粒 |
ローリエ | 1枚 |
オリーブオイル、塩 | 適量 |
つくり方
- ニンジン、玉ネギ、セロリはそれぞれ乱切りにする。
- にんにくを包丁の側面でつぶし、鍋に入れて、オリーブオイルと熱して香りを出す。
- 1を2に入れて炒める。野菜が香ばしくなるように、強火で炒め、あまりかき混ぜないのがポイント。
- 3に赤ワイン、黒こしょう、ローリエ、塩小さじ1/2 程度を入れる。
- 4が沸騰したら、デミグラスソースを加え、弱火で40分程度ゆっくり煮込む。
- 塩で味を調え、漉す。
「マッシュポテト」のつくり方
付け合わせに欠かせないマッシュポテトは、根気よく煮詰めてクリーミーに仕上げるのがポイントです。
材料(800g分)
ジャガイモ | 800g |
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牛乳 | 200cc |
生クリーム | 100cc |
バター | 15g |
塩、こしょう | 少々 |
つくり方
- ジャガイモは、皮つきのまま竹串がすっと通るまで塩ゆでする。熱いうちにジャガイモの皮をむき、つぶしておく。
- 鍋に牛乳、生クリーム、バターを入れて、沸騰させないように温める。
- 1のジャガイモを2の鍋に入れて、火にかけて少し煮詰める。
- 3を濾して滑らかにする。
- 4を鍋に戻して、適度なかたさになるまで煮詰める。塩、こしょう、バターで味を調える。