RECIPEつくるたのしみ
シチリアの味、カポナータ
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「カポナータ」は、ナスやパプリカ、トマトなどの夏野菜をふんだんに使うシチリア島の伝統料理です。フランスの「ラタトゥイユ」と似たような印象があるかもしれませんが、一度に炒め煮るラタトゥイユとは違い、一つひとつの食材を炒めたり揚げたりしてから、トマトを加えて煮込みます。また、味付けも、カポナータはビネガーなど甘みを加えるのも特徴です。
今回ご紹介するレシピは、レーズンの甘みと、ビネガーやケッパーの酸味が利いた味わい。冷えた白ワインなどと合わせると、お酒も食もすすみます。冷めてもおいしいので、たっぷりつくり置いておくのもよいでしょう。
「カポナータ」のつくり方
材料(4人分)
赤と黄のパプリカ(一口大) | 各1.5個分 |
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オレンジの皮(食べやすくカット) | 1/4個分 |
ナス(2cm角) | 3本 |
ズッキーニ(2cm角) | 1.5本 |
エキストラバージンオリーブオイル | 適量 |
バジル | 4〜5枚 |
松の実 | 10g |
<ソース> | |
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玉ネギ(みじん切り) | 1/2個 |
トマトピューレ | 750g |
アンチョビ | 75g |
ケッパー(酢漬け) | 50g |
赤ワインビネガー | 75cc |
グラニュー糖 | 40g |
レーズン | 100g |
松の実 | 25g |
つくり方
- <ソース>をつくる。鍋にオリーブオイルを熱し、みじん切りにした玉ネギを炒め、トマトピューレを加えて煮つめる。
- 別の鍋にオリーブオイルを熱し、アンチョビをしっかり炒めて臭みを消す。ケッパー、松の実を加え、さらに赤ワインビネガーとグラニュー糖を加える。
- 2に1を合わせ、レーズン、松の実を入れたら<ソース>の完成。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、カットしたパプリカを入れ、香りが出るように炒める。
- 3の<ソース>と4に、オレンジの皮を入れて蓋をし、弱火にかける。パプリカにしっかり火が通ったら、塩で味を整え、冷ましておく。
- 2cm角にしたナスとズッキーニは、素揚げにし、塩をふる。粗熱がとれたら3と合わせる。
- 全てをお皿に盛り、混ぜ合わせる。エキストラバージンオリーブオイルをまわしかけ、素揚げしたバジルとローストした松の実を添える。