RECIPEつくるたのしみ
N.Y.の冬の風物詩

冬のN.Yのマーケットや蚤の市などで、甘くスパイシーな湯気をたてるアップルサイダー。大きな鍋に、アップルジュースとリンゴ、数種類のスパイスなどを加えてグツグツ。温度計がマイナスをさす日も珍しくないN.Y.の人々を、体の芯から温めてくれる飲み物です。
その始まりの地であるアメリカで、ホットアップルサイダーがよく飲まれるのは、ハロウィンの頃からホリデーシーズン。まさにリンゴの旬の時期です。
今回は、DEAN & DELUCAのホットアップルサイダーを、ご家庭でつくりやすいレシピでご紹介します。この冬は、自家製でたのしんでみませんか。
全て、おいしくいただく

ホットアップルサイダーをよりおいしくつくるために、食材選びのポイントを、料理人でもあるレシピ開発メンバーに聞きました。
「アップルジュースは、果汁100%ならリーズナブルなものでOK。スパイスやフルーツと一緒に煮込むので、果肉の入っていない澄んだタイプがおすすめです。
煮込むリンゴは、旬を過ぎたりアタリのついてしまったものでも大丈夫ですよ。そもそもアメリカでは、傷んだり形の悪いリンゴをアップルサイダーに活用していました。香りと甘さを加えるため一緒に煮込むので、生で食べるのには適さないものもおいしくいただけます(レシピ開発メンバー)」
全て、おいしくいただく。長年愛される味は、旬を余すことなくいただける、理にかなったレシピでもあります。
「ホットアップルサイダー」のつくり方
ここからは「ホットアップルサイダー」のレシピをご紹介します。量は、ご家庭でもつくりやすいアップルジュース2ℓ分です。

材料(アップルジュース2ℓ分)
アップルジュース(果汁100%) | 2ℓ |
---|---|
リンゴ | 1個 |
オレンジの皮 | 1個分 |
クランベリー | 適量 |
シナモン(スティック) | 1本 |
ジンジャーパウダー | 2g |
シナモンパウダー | 4g |
スターアニス(ホール) | 2粒 |
道具:鍋、包丁、おたま
つくり方
- リンゴは、ヘタとおしりを包丁で落とし、シナモンスティックを刺す。
- オレンジは、皮を果肉ギリギリまで剥く。
- 鍋にアップルジュースを入れ、1、2、クランベリー、スパイス類を加える。沸騰したら火を弱め、30分ほど煮込んだら出来上がり。
POINT
- オレンジの皮は、長時間煮込むと苦味が出るので、出来上がったら取り除く。
- ジンジャーパウダーは、生姜のすりおろしやスライスで代用可能。
- つくりたてを飲みきれなければ、ピッチャーなどに移し、冷蔵庫へ。2〜3日は保存可能。飲む分だけ電子レンジや鍋で温める。
砂糖や蜂蜜など、お好みの甘みを加えてもよいでしょう。もちろんそのままでも、果物の自然なおいしさを感じることができます。冬のひと息に、おたのしみください。
SEASONAL DRINK “HOT APPLE CIDER”
香り高く濃厚な、大人のスイーツドリンク

ホリデーシーズンが近くと恋しくなるアメリカの冬の味は、アップルジュースに、リンゴ、オレンジ、クランベリーなどのフルーツと、数種類のスパイスを加えて鍋でコトコト。ほっとする甘さで、ドリンクながらデザートのような感覚でいただける一杯です。