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PEOPLE想いをつなげる

『DEAN & DELUCA MAGAZINE』創刊トークイベント vol.2 -後編

POSTED2020.11.26
DEAN & DELUCA MAGAZINE

REPORT

松浦弥太郎×山村光春
「じっくり『おいしい』について話す会」で、話していたこと。

大阪・梅田 蔦屋書店 -後編

元『暮しの手帖』の編集長として、のみならず。書店「カウブックス」のディレクターとして、夥しい数の著書を上梓する文筆家として、またウェブマガジン『くらしのきほん』の主宰として。カラフルな遍歴を携えた松浦弥太郎さん。

そんな松浦さんとしても新しいチャレンジとなったのが、2019年に創刊された『DEAN & DELUCA MAGAZINE』の立ち上げでした。

雑誌というよりアートブックと見紛うような、実験的かつラジカルな構成。あえて答えを出さず、読者に問いかけるような姿勢。そこから浮き彫りになっていく、これからの時代に必要となる、大切なメッセージ。聞き手に編集者の山村光春さんを迎え、雑誌づくりの裏側を深掘りします。

自分が何を思うか

松浦

今、食に向きあうことを
日々の暮らしの中でできるのは、
きっと余裕がある人ですよね。

山村

だけどほとんどの人は、そこまでの余裕がない。

松浦

そう。
なかなかできないんだけど、
ほんの少しでいいから、
自分なりに食生活や生活習慣をたのしむ。
そのきっかけや気付き、
知恵や知識を得てもらうためにつくったのが
『DEAN & DELUCA MAGAZINE』なんです。

山村

松浦さんが立ち上げられた
ウェブメディア『くらしのきほん』もそうですし、
一貫した考えですね。

松浦

そうです。
今、ものすごくいろんなものが便利になってますよね。
スマホの地図を見れば歩く時も道に迷わないし、
検索すれば答えは見つかるし、
困ったことがあればすぐアクセスできる。
また、いろんな考え方や説があるけれど、
これから人工頭脳みたいなものが発展して、
もっと便利になっていくでしょう。
何も考えなくてもいい、
答えを与えられている時代になる。

だからこそ、ほんの30分でも、10分でもいいから
「自分はどう思うんだろう、どうしたいんだろう」
と、考える時間を持って欲しいんです。
自分の思う「おいしい」って何だろう。
考えとか、選択肢とか、語る言葉みたいなものが、
だんだん退化していく怖さがある中でも、
関心や好奇心をなくさないように、
自分たちで見つけて、それを手がかりにして、
暮らしや時間をつくっていって欲しい。

雑誌だけど、ただの雑誌じゃない

山村

そうした思いを
『DEAN & DELUCA MAGAZINE』に込めたわけですね。

松浦

はい。
ただこれを見て
「素敵でかっこいい雑誌」と見えるかもしれないんですけど、
まったくそういうことではなくて。
僕は、皆さんが答えを自由に考えられるものをつくりたかった。
なぜなら、雑誌やメディアは答えという情報だらけだから。
で、わかったら
「自分にはもういいや」って捨てちゃったりする。
情報はすぐに古くなるしね。
でも、答えがないものは、今日読んでも何かわからない。

山村

ヒントはあるんですよね。

松浦

ヒントはある。
だけど1週間後とか半年後とかに見て、
自分なりの答えが見つかるものとして。

山村

考えるきっかけを、ちゃんとつくりたかった。

松浦

そうです。
もちろんDEAN & DELUCAですから、
食、ライフスタイル、旅、日々の学びみたいなものは
網羅していくんですけど、
そこには何ひとつ答えは書かない。
共に考えよう。
これが本質なんです。
これはなかなかマニアックで、
印刷物だから雑誌なんだけど、ただの雑誌じゃない。
なにか今までとは違う初めての体験を、
手に取ってくれる人にしてもらいたいと思っています。
気付くかどうかわからないですけど、
特集みたいなことがいくつか入ってますよね。

山村

ありますね。
アメリカで創作活動する画家のアトリエを訪ねたものとか、
あとイタリア・トスカーナの暮らしとか。

松浦

普通、雑誌の特集記事はタイトルがあって、
ちょっとした見出しがあって、
言葉があって始まるでしょ。
これは、全部最後なんです。

山村

これが本当に、トリッキーなつくりなんですよ。

松浦

さっき僕が言ってるのと矛盾しているかもしれないけど、
一瞬不親切に見える。
でも、ずっと不親切ではいかない。
「あっ、ここにちゃんと親切があった!」となるように。
だから一つひとつの特集の中に
ちゃんとタイトルがあり、説明があるんだけど、
一番最後にまとめてあるんですね。

山村

あと、いきなり料理のレシピが載ってたりもしますもんね。

松浦

シーザーサラダや、ジャーマンポテトサラダ、
サンドイッチのレシピがまずあって、
最後のページに
「どんな料理にも物語がある」ってタイトルが入る。
写真もあとから見せる。
「これはこういう特集なんですよ」
と最初に答えを言わないことで、
ナチュラルに感じてもらいたい。
そういうコミュニケーションなんです。

山村

最初の自分の感覚とか、
リアクションのようなものをちゃんと大事にする。

松浦

だから「何だろう?」を、
いろんなところで感じてもらえるような。
たった60ページの冊子ですけど、
時間をかけてじわじわと楽しんでもらいたい。
ページ数が少ないから味気ないとか、
満たされないとかじゃなくて、
60ページでも
これだけのコミュニケーションができるんだということを、
僕なりに実験としてやってます。

山村

僕が本当ににびっくりしたのが、
写真のキャプションも後にあるところ。

松浦

普通はキャプションって、
こういう図版のところに
必ず書いてなきゃいけないんですけどね。
最後にまとめてある。

山村

それがすごいなって思いました。

松浦

これも、
僕なりの新しいアイデアでありメディアです。
それも根底にはまさに今日話した、
おいしさのことや、親切をすること。
その意識をふんわり持ってもらえたらうれしいなと。

山村

それが自分の暮らし方なり、
生き方に繋がっていくのでしょうか。

松浦

そうですね。
やはり、
僕らがこれから大事にしなければいけないのは、
形のあるものじゃない気がするんですよ。
お金で買えないもの。
気付きとか意識とか知識とか、
そういうものが、これからは価値があると思う。
僕らはまだまだ気付いていない
「おいしい」に対する発見を、
それぞれが考えてくれたら。
そういう時間を、一日のうちで失わないように。

山村

テクノロジーに飲み込まれないように。

松浦

そのために大切なのはひとつ、
しつこく言いますけど、自分で考えるということ。
今日どう思う?
明日はどう思う? と、
常に考えることを失わないようにしたい。
それが一番の豊かさだし、一番大事だし、贅沢。
答えはすぐには見つからない。
僕らがいいなって思えるのって、
そういうことだと思いますよ。

松浦弥太郎 YATARO MATSUURA

エッセイスト、クリエイティブディレクター。十代で渡米。アメリカ書店文化に触れ、エムアンドカンパニーブックセラーズをスタート。2003年、セレクトブック書店「COWBOOKS」を東京・中目黒にオープン。2005年から『暮しの手帖』の編集長を9年間務め、その後、ウェブメディア『くらしのきほん』を立ち上げる。現在(株)おいしい健康・共同CEOに就任。『今日もていねいに』『考え方のコツ』『100の基本』ほか、著書多数。

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